2021.4.1
2021年3月29日、札幌地裁で原告らの請求を棄却する不当判決が言い渡されました。
名古屋地裁判決(請求棄却)、大阪地裁判決(請求認容)に続く3例目の判決でした。大阪地裁判決は生活保護利用世帯の生活実態に真摯に向き合いましたが、今回の判決は、被告側の主張を丸のみしただけでなく、名古屋地裁判決同様、引下げが保護費削減という自民党の政策の影響を受けたことを認めながら安易にそれを追認しました。
こうした判断は、司法の職責を放棄するもので到底容認できません。私たちは、生活保護利用者の「健康で文化的な生活」を取り戻すまで、全国の仲間と連帯して断固として闘い続けます。