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「生活保護基準引き下げにNO! 全国一斉ホットライン」に多くの悲痛な声が寄せられました。

2018.10.15

10月9日・10日、「生活保護基準引き下げにNO! 全国一斉ホットライン」を開催したところ、全国各地の生活保護利用者の方々から、多くの悲痛な声が寄せられました。

相次ぐ引き下げで既に貯金ができなくなっている、人付き合いもできなくなっている、耐久消費財の買い替えができない、既に食費も切り詰めておりこれ以上何を削ればよいのか、という相談が多数を占めました。


「生活保護基準引き下げにNO! 全国一斉ホットライン2018」集計

  • 日時:10月9日(火)、10日(水)10:00~20:00
  • 地域:10月9日(火)9地域、10月10日(水)11地域
    北海道、埼玉、千葉、神奈川、富山、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、和歌山、岡山、愛媛、北九州、福岡
    以上14道府県、15地域
  • 相談件数:164件(1日目84件、2日目80件)

相談事例

〇以前は月1万円とか貯蓄して、冷蔵庫などが壊れた時に買い替えできた。今回の引き下げは500円程度だが、これまでも引き下げが続き貯金ができなくなっている。今年の夏は冷蔵庫が壊れて、小さな冷蔵庫を3万円で買った。猛暑でクーラーをつけざるを得ず、電気代が月1万円以上かかり本当に苦しかった(70代 女性 単身)

〇前回の引き下げで楽しみだった新聞をやめた。もともと1日2食で卵かけご飯にしたりして切り詰めて生活していたが、物価が上がり光熱費も切り詰めている中、貯金が全然できなくなった。耐久消費財が壊れたときどうなるのか、不安が募る(40代 男性 単身 精神障害)

〇交通費が払えないから親戚づきあいもできない。お墓の修復もしたいができない。本を買いたいが買えない。外出するとお金がかかるので家に引きこもっている。食べるだけで精いっぱいの生活。決定書類の内容が複雑で見ても自分が上がっているのか下がっているのかわからない(70代 男性 単身)

〇生活保護を受け始めて人と会うこともなくなった。昔の友人から電話がかかってきても電話に出ない。どうせ食事でも行こうとなるが1,000円や2,000円しかなくてはカッコが悪い。引きこもり状態になっていた。自治会役員を持ち回りでやるようになって世間からのお世話への恩返しができるようになって生きがいになっている。引き下げに対しては声をあげていきたい(60代 男性 単身)

〇着るものは何年も買っていない。この夏は暑さでクーラーを必要な時だけつけたので電気代が6,500円くらい、いつもの2倍かかった。自分は友人との付き合いは大切にしているので、その分普段の食費を削ってきた。米を2合炊いて3日かけて食べるがおかずは必要。自炊しているが食料品が高くなっている。これ以上どこを削ればいいのか(60代 男性 単身)

○今回の引き下げは酷い。前回11万5,980円から11万4,630円に引き下げられた。更に引き下げるのは酷い。精神の状況も悪い(40代 男性 単身)


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