TOP > ニュース > 11月15日(水)、院内集会「ガマンくらべを終わらせよう。~生活保護でも大学に! 下げるな! 上げろ! 生活保護基準」を開催します

ニュース

11月15日(水)、院内集会「ガマンくらべを終わらせよう。~生活保護でも大学に! 下げるな! 上げろ! 生活保護基準」を開催します。※当日レポートを掲載しました。

2017.10.17

当日レポート

生活保護世帯の子どもが大学に進学すると保護費が打ち切られてしまう問題については、住宅扶助の削減をやめる等小幅の改善にとどまる見込みである一方、母子加算・児童養育加算等子どものいる世帯の生活保護基準のさらなる引き下げが懸念されています。

集会は、予想を上回る330名もの方々にご参加いただき、大盛況でした。しかし、立ち見となってしまったり資料がない方が多数出てしまい、お詫び申し上げます。

国会議員の方々にもたくさん参加していただき、何人もの秘書の方や地方議員の方々にもご参加いただきました。

<参加いただいた国会議員>
立憲民主党:長妻昭・池田真紀・尾辻かな子・初鹿明博各議員
民進党:神本みえ子議員
共産党:倉林明子議員、高橋千鶴子議員(メッセージ代読)
自由党:山本太郎議員
社民党:福島みずほ議員

集会は、共同代表の雨宮処凛さん(作家)、稲葉剛さん(住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人)の司会で始まり、木村草太さん(首都大学東京大学院教授)の基調講演「憲法25条が保障する生存権と生活保護基準引下げ」、田川英信さん(いのちのとりで裁判全国アクション事務局)の基調報告「生活保護基準部会での議論の状況」、桜井啓太さん(名古屋市立大学講師、元堺市ケースワーカー)の特別報告「生活保護世帯の大学生の現状と課題~堺市実態調査から」がありました。

続いて、子どもの専門学校進学で「世帯分離」された母子世帯の方、生活保護を利用する高齢世帯、障がい世帯、母子世帯等の当事者の方々から切実な生活実態が語られた後、尾藤廣喜さん(弁護士)からの行動提起をふまえて、当事者の方に読み上げられた集会アピールが採択され、本田宏さん(外科医)の音頭で参加者みんなでプラカードを掲げながら、シュプレヒコールをあげました。

最後は、主催者を代表して、竹下義樹さん(弁護士)があいさつをし、今日の集会をこれからの取り組みにつなげようと呼びかけました。

行動提起では以下の取り組みが提案されました。

1. 生活保護基準部会を傍聴し、当事者の声を届けること
2. 「生活保護の充実を求める緊急署名」に取り組むこと(12月5日第1次集約、同月15日提出予定)
3. 2の署名や下のHPからダウンロードできるプラカードなども活用して、全国各地で、毎月25日に「25条アクション」に取り組むこと

とりわけ、年末に向けて緊急署名に、ぜひ各地で取り組んでご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします!m(__)m


11月15日(水)、院内集会「ガマンくらべを終わらせよう。~生活保護でも大学に! 下げるな! 上げろ! 生活保護基準」を開催します

来年度に向けて生活保護の基準改定が部会で議論されています。

5年前の改定の際には、基準部会での結論とは全くかけ離れた形で基準の引き下げが行なわれましたが、今回も、母子加算の削減など子どものいる世帯などの基準の引き下げが懸念されています。

生活保護世帯の子どもの大学等への進学を認めるべきだとの世論も高まる中、大学進学も認めず保護基準を引き下げたのでは、貧困の連鎖が強まる一方です。

道理のない保護基準引下げを許さず、誰もが「健康で文化的な生活」をおくることができるよう、私たちの声を国会に届けましょう!


ガマンくらべを終わらせよう。~生活保護でも大学に! 下げるな! 上げろ! 生活保護基準

チラシダウンロード

【日時】11月15日(水)12:30~14:30
【場所】参議院議員会館講堂
 ※12:00から参議院議員会館1階ロビーで通行証を配布します。
【概要】

  • 司会:雨宮処凛さん(作家)、稲葉剛さん(住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人)
  • 基調講演「憲法25条が保障する生存権と生活保護基準引下げ(仮)」
    木村草太さん(首都大学東京大学院教授)
  • 特別報告「生活保護世帯の大学生の現状と課題~堺市実態調査から」
    桜井啓太さん(名古屋市立大学講師、元堺市CW)
  • 基調報告「生活保護基準部会での議論の状況」
    田川英信さん(いのちのとりで裁判全国アクション事務局)
  • 当事者・支援者の声
    子どもの専門学校進学で「世帯分離」された母子世帯の方
    生活保護を利用する高齢世帯、障がい世帯、母子世帯等の方々

事前申込み不要、入場無料
【主催団体】いのちのとりで裁判全国アクション


Copyright (C) いのちのとりで裁判全国アクション All Rights Reserved.

PAGE TOP