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引き下げに不安。声を上げなければ|当事者の声

玉城和美さん(第11回期日意見陳述要旨)

私は、1963年に大阪の高槻市で生まれました。親と折り合いが悪かったため、16歳の頃に家を出て自力で生活するようになりました。

その後、19歳の時に、当時の内縁の夫との間に息子を身ごもり、出産のために一時的に生活保護を利用しました(なお、内縁の夫とは妊娠発覚後に別れました)。

私は、息子に貧乏な生活をさせたくなかったので、仕事を掛け持ちして、朝から夜まで働きました。しかし、景気の悪化により、2006年頃から短期の仕事しか見つからなくなり、収入が減っていきました。さらに、2010年頃には、上司からパワハラを受けてうつ病になり、働けなくなってしまいました。

その後、2011年頃に、息子が結婚を機に家を出たことから、貯金を切り崩しながら生活するようになったのですが、やがてお金がなくなり、家主からマンションの明け渡しを求められたり、病院に行けずうつ病が悪化する状態になりました。

このような経緯から、2012年2月頃には、自殺も考えるようになったのですが、生活相談を受け付けている団体から生活保護の利用を勧められました。私は、行政に不誠実な対応をされた経験から、行政には頼りたくないと考えていたのですが、この時ばかりは頼らざるを得ず、生活保護の申請をしました。

その後、何とか生活ができていたのですが、2014年の生活保護費の減額や消費税の引き上げにより、生活がより一層厳しくなりました。少しでも安い物を買おうと、スーパーの弁当の半額セールのタイミングを見計らって弁当を買うようになったり、シャワーを2日に1回にする、美容院に行かずに自分で髪を切るなど、できる範囲で節約しています。洗濯機の排水がかなり悪くなっているのですが、新しい洗濯機を買うお金はありません。

今、私の唯一の心の支えは、生活保護を利用する前から飼っている2匹の猫の存在です。ただ、2017年10月に、1匹の猫の胸に腫瘍ができました。高齢なので、癌なのではないかと心配していますが、病院に連れて行けるだけのお金がありません。死んでしまった時には火葬をしてあげたいのですが、今の貯金額ではできそうにありません。 生活が苦しく、今後の生活について非常に不安を感じています。

これ以上保護費が減額されてしまうと、自分はどうなってしまうのだろうかと思います。ここで声を上げなければいけないと思い、原告になることを決意しました。

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