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名古屋高裁・完全勝訴判決を受けて国会議員要請などにとりくみました

2023.12.12

名古屋高裁の完全勝訴判決の翌日から、早期全面解決を求める緊急アクションを始めました。

12月1日には東京都内の弁護士会館で「いのちのとりで裁判 早期全面解決を求める緊急集会」を開き、集会後は厚労省前での宣伝、厚労省保護課への要請、記者会見を実施しました。

翌週12月4日からは3日間、国会議員会館を回って、「上告するな、武見厚労大臣は発言を取り消せ、国会で政治的な課題に」と厚生労働委員会所属の国会議員等に要請しました。

国会議員要請と国会での質疑

12月4日から3日間、国会議員会館の議員室を尋ねて、厚生労働委員会所属の国会議員等に要請しました。

・12月4日(月)、参議院議員会館、参加者12人
・12月5日(火)、衆議院第1議員会館、参加者12人
・12月7日(木)、衆議院第2議員会館、参加者16人

国会議員への要請書(PDF)

会期中ということで、多くの議員事務所では秘書対応となりましたが、議員ご本人が誠実に対応していただく事務所も少なくありませんでした。

要請を行なったことで、後日議員ご本人へのレクチャーの機会を得たり、さらに厚生労働委員会での質疑に取り入れていただく議員もいました。

この裁判や生活保護問題に関心や理解のある議員がじわり増えていることを実感しています。

委員会での質疑に取り入れていただいた議員
・12月5日(火)、参議院厚生労働委員会、大椿ゆうこ議員(社民党)/倉林明子議員(日本共産党) ・12月6日(水)、衆議院厚生労働委員会、早稲田ゆき議員(立憲民主党)/宮本徹(日本共産党) ・12月7日(木)、参議院厚生労働委員会、打越さく良議員(立憲民主党)/大椿ゆうこ議員(社民党)/舩後靖彦議員(れいわ新選組)

武見厚労大臣発言の撤回を求めるとりくみ

名古屋高裁判決翌日の会見で、武見厚労大臣が、「当時は九州の一部などで不正受給が多々あった」などと根拠のないフェイク発言を行なったことに、多くの生活保護利用者、支援者が傷つきました。

武見大臣会見概要 |令和5年12月1日|大臣記者会見(厚生労働省)

私たちは12月4日、直ちに「武見厚労大臣の発言に抗議し、発言撤回と上告断念を求める要請書」を発表しました。

翌週からの議員要請でこの発言の問題を指摘するとともに、12月5日(火)には厚労省への申し入れ、厚労省前でのアピール行動、記者会見を行ないました。

いのちのとりで裁判全国アクション

武見大臣は、国会での質問に対し、発言は基準引下げの理由として述べたものではないとの釈明に終始しましたが、12月8日の閣議後会見において、発言の一部(「九州の一部で」の部分を撤回しました。

武見大臣会見概要 |令和5年12月8日|大臣記者会見(厚生労働省)

武見大臣発言のいい加減さがよりいっそう明らかとなったと言え、ひきつづきこの発言の問題性を発信していきます。

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