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25条大集会・当日レポート

25条大集会・当日レポート

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25条大集会にご参集、ご協力いただいた皆さまへ
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2015年10月28日は、前日まで雨の予報だったのが嘘のように、朝から雲一つない青空でした。全国各地から、生活保護を利用する当事者や支援者の方々が続々と集まり、日比谷公園は、予想をはるかに上回る4000人の人々の熱気に満たされました。

憲法25条の歴史上、画期的な取り組みを成功させることができたのは、ひとえに、呼びかけ人、賛同人(団体)、当日スタッフ、そして参加者として多くの方々からご協力をいただいたおかげです。実行委員会一同、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

4000人の人たちが、一斉に「25」と書かれたプラカードを掲げる姿は壮観でした。集会後には、銀座の街中に向けて、「生活保護は命の保障!」と声をあげながらパレードが行われました。

生活保護と憲法25条をテーマにした集会で、これだけの数の人たちが一つの場所に集い、声をあげたのは前代未聞のことです。これまでになく幅広い、各界の著名人の方々も「呼びかけ人」として取り組みを応援してくださいました。

そして、集会に参加した誰もから、特に生活保護を利用する当事者の皆さんから、「元気をもらった」「声をあげていいんだ、と勇気をもらった」という感想をいただいたのが何よりの成果だったと思います。

一方、準備期間も短く、さまざまな団体、個人で構成された実行委員会による初めての試みであったため、スタッフ間の意思疎通や関係先への配慮が不十分な面もありました。今後の取り組みに活かしていきたいと思います。

社会保障を削減し、憲法25条を骨抜きにしようという動きは止まるところを知りません。私たちは、今回の取り組みを出発点として、さらなる取り組みを模索していく予定です。

これからも、ご支援、ご協力をよろしくお願い致します。

10.28生活保護アクションin日比谷実行委員会


25条大集会・大会アピール
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貧困は、お金だけの問題ではない。
貧困は、人間の尊厳を破壊する。
人間関係を奪い、社会や他者への信頼も奪う。
教育の機会、医療へのアクセス、住む権利――。
住民登録を奪い、選挙の機会も奪う。
人並みの生活、そのすべてを奪い去る。

そして、自分は生きていい、価値ある人間なのだという自己肯定感も奪う。
自分は少しくらい迷惑をかけても助けられていい人間なのだ、
SOSを発信していいのだ――。そんな気持ちも奪う。
貧困が奪うもっとも大きなものは、
生きる上で一番大切かもしれない「助けて」という言葉ではないだろうか。

私たちは、無差別平等に生きる憲法と制度を持っている。
貧困に命を奪われないためのしくみはある。
私たちはもっと「助けて」と言っていいし、
私たちはもっと「助けて」と言われていい。
生活保護制度という命の砦を、私たちは守り、
より良いものに作り変えていく義務がある。

誰一人、貧困に殺されない社会。
そんな当たり前のために、私たちは声を上げ続ける。


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10.28 生活保護アクションin日比谷 25条大集会