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Q6 ラスパイレス方式はどう計算?

計算手順が大きく異なる

それぞれの品目の基準時点~比較時点の価格の変化率は、ラスパイレス方式でもパーシェ方式でも同じです。各品目の代金の変化率が価格の変化率に一致するので、各品目の代金の変化率も、両方式は同じです。

しかし、計算手順は、両方式で大きく異なります。ラスパイレス方式では、基準時点の買い物かごの各品目の代金をもとに計算します。

今回は、ミカンとリンゴとバナナの「果物物価指数」のモデルで考えてみましょう。基準時点~比較時点の価格の変化は、ミカンは2割低下、リンゴは3割上昇。バナナは価格変化なし、と仮定します。

そして、基準時点の代金をミカン500円、リンゴ300円、バナナ200円とします。合計は1000円です。

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価格の変化率が代金の変化率に一致するのがルールです。ミカンは、価格が2割下落したので代金は2割の減少。基準時点の代金は500円なので、比較時点の代金は、500円×0.8=400円となります。リンゴは価格が3割上昇。比較時点の代金の300円に1.3を掛けた390円が比較時点の代金です。

バナナは価格が変わらないので、比較時点の代金も200円のままです。比較時点の合計代金は990円。買い物かごの合計代金が1000円→990円なので、物価指数は100→99ということになります。

基準時点の代金は、ミカン500円、リンゴ300円、バナナ200円となっていますが、本質的に意味があるのは各品目の比だけ。この場合では[1]ミカン5円:リンゴ3円:バナナ2円(合計10円)という数字です。

この比は[2]ミカン50円:リンゴ30円:バナナ20円(合計100円)、[3]ミカン1000円:リンゴ600円:バナナ400円(合計2000円)などと同じ。

[1][2][3]のどの比の数字を基準時点の各品目の代金にしても、物価指数は100→99となります。買い物かごの計算なので「代金」という言葉を使っていますが、「支出額」という言葉でもOKです。

ラスパイレス方式では、各品目の基準時点~比較時点の価格変化率と基準時点の支出額割合の数字があれば、物価指数の計算ができるわけです。

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