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熱海で、原告交流合宿を開催。長きにわたる裁判を振り返り、新たな闘いへ!

2026.7.13

熱海で、原告交流合宿を開催。長きにわたる裁判を振り返り、新たな闘いへ!|いのちのとりで裁判全国アクション

全国から約80名が一堂に会す!

7月3日~4日、静岡県熱海市にて、第3回の原告交流合宿が開催されました。コロナ禍を挟んだこと、2025年は最高裁判決後の厚労省対応に追われたこともあり、7年ぶりの開催になりました。

北は北海道から南は広島まで、全国から原告、弁護団、支援者ら約80名が参加しました。今回は、最高裁判決を知り、ぜひ交流したいと申し出てくれた韓国の生活保護利用者1名、利用者を支援し運動を展開する「貧困社会連帯」の2名も参加しました。

今回の合宿は、最高裁勝利を祝うとともに、新たな運動に向けた決意を固めるものとなりました。

最初にいのちのとりで裁判全国アクションの第11回総会を開きました。事務局から、最高裁判決やその後の厚労省対応を行った昨年度の総括、引き続き権利のために闘う活動方針・予算が提案され、満場一致で了承されました。

基調講演―朝日訴訟からの発展と展開

総会に続き、竹下義樹運営委員(弁護士)から、「最高裁勝訴判決をかみしめる―朝日訴訟から保護費基準引き下げ違憲訴訟―」と題し、基調講演を行いました。

朝日訴訟から生存権保障を求める闘いや生活保護訴訟の歴史的展開を振り返り、いのちのとりで裁判が最高裁で勝訴した意義は「生存権訴訟を実質化させる革命的勝利」と位置づけました。さらに、皆で勝ちとった昨年の最高裁判決を支えに、「追加給付」に対する新たな闘いに臨もうと呼びかけました。

新たなたたかいに備える

続いて、追加給付に対する審査請求運動に立ち上がった地域から報告がありました。大阪、神奈川、愛知、埼玉、北海道、富山、広島、東京から、審査請求に込めた思い、原告以外に支給される追加給付の決定通知書や申請方法の問題点が話されました。

熱海で、原告交流合宿を開催。長きにわたる裁判を振り返り、新たな闘いへ!|いのちのとりで裁判全国アクション

韓国からの特別報告―一緒に闘おう

吉永純さん(前花園大学)から、韓国での日韓懇談会や韓国社会保障法学会でいのちのとりで裁判最高裁勝訴を報告した際、大きな驚きをもって受け止められたこと、関心を持ち「貧困社会連帯」の団体から3名が来日、今回の合宿に参加したことが紹介されました。

最初に、韓国の基礎生活保障(生活保護)利用者であるパク・ヨンスさんは、韓国の基礎生活保障法の扶養義務に関する深刻な課題、医療給与に関する改悪を阻止した運動の成果の報告がありました。

続いて、貧困社会連帯のキム・ユニョンさんが、韓国での基礎生活保障法改正を求める障害のある子の親の運動、扶養義務者基準の問題を報告しました。障害等級制、扶養義務基準廃止のため、2012年から1842日にもわたって光化門前に座り込む共同行動が大規模に展開されたことも話されました。

キムさんらは、韓国からお菓子や靴下のお土産を用意してきてくれ、一つ一つに「貧困のない世界のために一緒に闘おう」とメッセージが付いていました。

合宿参加者は、韓国からの報告を聞き韓国独自の問題の深刻さに驚きながらも、韓国の熱心な運動に励まされました。

熱海で、原告交流合宿を開催。長きにわたる裁判を振り返り、新たな闘いへ!|いのちのとりで裁判全国アクション

裁判への思いを共有、あらたな決意とともに

2日目の午前中は、参加者7~8人ごとにグループに分かれ、「これまでの裁判・とりくみで良かったこと」と「これからを語る」をテーマに、意見を出し合いながら交流を深めました。どのグループも原告、支援者、弁護士が入り、裁判を続けてきたなかでの原告の思いや葛藤、喜びを共有しました。

また、最高裁判決や追加支給の審査請求について、まだまだ原告以外には知られていない現状をどのように変えていくかのアイディアも共有されました。

どのグループも、話はつきません。2日目ともなると参加者の表情も柔らかで、笑い声も会場に響きわたりました。

韓国からの帰国後のメッセージ

韓国から参加した皆さんは、帰国後、さっそくホームページに交流合宿への参加報告の記事を掲載されました。

参加報告記事

いのちのとりで裁判全国アクション 記事日本語訳

また、次の通り、日本の参加者へ、心温まる連帯のメッセージが届けられました。

日本の同志の皆さん、「いのちのとりで裁判」原告交流集会に参加した韓国のキム・ユニョン、パク・ヨンス、イ・ギョンヒです。今回の集いに招待してくださり、経験を共有してくださってありがとうございます。貴重な時間を割いて韓国の話を聞いてくださったことにも、改めて感謝申し上げます。

昨年、皆さんの勝訴の知らせを聞いて大変嬉しく思う一方で、このように粘り強い闘いを続けられる力は一体何なのか、とても気にかかってもいました。私たちは今回の出会いを通じて、受給権者たちが一つに団結し、自ら声を上げたことが、この闘いの真の力であったことを知りました。受給権者と、この時間を共に過ごした弁護士、活動家、市民たちが共に、「世の中の基準を再構築する」勝利を勝ち取りました。貧困層は単に受け取るだけの存在ではなく、権利を持つ人間であるという新しい未来が、皆さんの闘いから生み出されています。

長い時間だっただけに、様々な困難もあったでしょうが、諦めずに戦い続けてきた皆さんの勇気に見習いたいと思います。皆さんの地域ごとの集まりが、これからもさらに広がり、また全国的に一つの力を築いていけることを期待しています。

韓国には「笑いながら、最後まで、共に」というスローガンがあります。辛く困難な時は少し休んでも構わないので、最後まで笑顔を絶やさず、共に歩もうという意味が込められています。常に同志たちがいることを忘れず、これからもずっと共に夢を語り合えることを願っています。

貧困社会連帯は、これからも皆さんと笑顔で最後まで共に歩んでいきます。闘争!

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