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新鮮な食品が買えない|当事者の声

高橋俊雄(愛媛訴訟口頭意見陳述要旨)

新鮮な食品が買えない

私は74歳の独居老人です。年金では足りなくて生活保護受給中です。高齢なので病院に通っています。2013年からの保護費引き下げ、冬期加算・年末一時金の引き下げ、老齢加算の廃止等により苦しい生活を強いられています。

近所づきあいもお金が要りますから、なるべく付き合いをやめています。そのうち、誘ってくれる人もいなくなるでしょう。

買い物に行くのも一苦労です。足が悪く、小高い場所に住居があるため、毎日は行けません。

行きは下り坂なのでなんとか店まで行けますが、帰りはタクシーでないと帰れませんので、どうしても週に1回くらいしか買い物に行くことができません。

買い物も、安売りの品を買います。消費期限切れの食品を食べることが多く、新鮮な食品は買えません。

 

福祉課に引っ越したいと申し出たのですが、自己負担でならと言われました。しかし、保護費が引き下げられて生活も苦しいのに引っ越し費用など出せるはずがなく、引っ越しすることはできません。

食費や光熱費の値上がりが続けば生活することはできません。保護費の引き下げを取り消してください。

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